世界最弱通貨 2022 5 1

 ニュースでは、急激な円安が報道されます。
今年前半は、世界最弱通貨は、
円とルーブルかと思っていたら、
2022年4月30日の産経新聞電子版では、
「ルーブルが急回復 奇策奏功も持続性に疑問」とあります。
 ロシアのルーブルが回復したとなると、
日本の円が世界最弱通貨になるでしょう。
 しかし、最弱を脱するのは難しい。
急激な円安に対しては、為替介入が考えれますが、
これは、「ドル売り円買い」の介入となりますので、
円高阻止の「ドル買い円売り」の介入と比べると難しい。
 バイデン政権は、黙認すると思いますが、
実は、別の問題があります。
 ドル売り円買いの場合は、
手持ちのドルを売って、円を買うことになります。
 日本は、世界最大級のドル保有国ですが、
ドルの在庫が尽きてしまうと終わりになってしまいます。
さすがに日本銀行がドルを印刷するわけにいきません。
 ドルという在庫は豊富だと思っても、
介入を始めれば、あっという間に枯渇すると思います。
 さすがに個人投資家のFXみたいに、
国家がレバレッジをかけて介入は無理でしょう。
 驚いたことに、某国は、
そういうことをやって信用を失ったと聞いたことがあります。
 日本の円は、一応、ハードカレンシーなので、
個人投資家のFXみたいなことは無理でしょう。
 やはり、日本が利上げを示唆する必要があります。
利上げに「口先介入」すれば一定の効果があります。
 外国為替の投機資金は、
世界レベルでは100兆円規模だと言われますが、
口先介入でも、それなりに効果があると思います。
 100兆円の投機資金にも勝てるのです。
彼らは、疑心暗鬼になりますので、
小さな不安でも投機資金の動きを慎重にさせることができます。
 別の問題は、利上げを示唆すると、
日本の国債価格はバブル状態にありますので、
それが崩壊する懸念はあります。
 バブルは、不動産や株だけに発生するわけではありません。
国債市場にも、バブルは発生するのです。





























































































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